手洗い洗車って、どんな順番でやればいいの?
洗車って自分でやってみたいけど、傷つけそうで不安…
そんな悩みを感じていませんか?
この記事では、手洗い洗車を自分でしたい方に向けて、以下のポイントを解説します。
- 手洗い洗車を始める前にそろえておきたい道具と準備
- 初心者でも安心な手順5ステップ
- 洗車時に注意したい4つのポイント
この記事を読めば、初心者でも「ムラなく、傷つけず、気持ちよく」手洗い洗車ができるようになります。
また、洗車におすすめの道具も紹介しているのでぜひ最後まで読んでみてください。
自分で手洗い洗車をする際に必要な事前準備
結論、手洗い洗車を始める際は事前準備が必要です。
しっかり準備をすれば仕上がりの質がぐっと上がります。
準備不足のまま作業を始めると、汚れが残ったり、傷の原因になったりする可能性があるので注意しましょう。
- 作業場所の確認
- 服装の準備
- 服装の準備
- 洗車道具の事前チェック
作業場所の確認
洗車をスムーズにするためには、必要な設備が整っている場所を選びましょう。
洗車は水を多く使う作業であり、バケツや道具置き場、水道などが近くにあると、効率よく作業が進むからです。
自宅の駐車場で洗車するのが理想ですが、スペースや設備が整っていない場合は、コイン洗車場を利用するのも一つの方法です。
周囲に水道や作業スペースがある場所を選べば、洗車がはかどります。
服装の準備
洗車時の服装は汚れても問題ないものを選びましょう。
泥や泡が飛び散りやすく、服が濡れたり汚れたりするためです。
スポーツウェアにゴム製サンダル、手袋などを用意すると快適に作業できます。
- 金属やファスナー付きの服装
- 時計やアクセサリーを付けている服装
- ジーンズ系の動きずらい服装
洗車道具の事前チェック
他にも吸水タオルやホースがあれば作業がラクになります。
使いかけの道具や、汚れているクロスを使うと傷の原因になるからです。
実際に私も汚れが落ちていないクロスで拭き上げてしまい、車を傷つけてしまった経験があります。
ていねいな準備は、洗車の仕上がりに直結します。
いきなり洗車に入る前に、しっかりと環境と道具を整えておきましょう。
自分で手洗い洗車をするときの手順5ステップ
手洗い洗車を自分でするときは、ワンパネルごとに洗車しましょう。
一気に全体を洗ってしまうと 、水シミが残ったりボディにムラが残ったりする原因になります。
洗車機を通してにタオルで吹き上げしていたら、反対側に水シミができてしまった方もいるのではないでしょうか。
手洗い洗車を自分でする時は、車を区画で分けて洗車しましょう。
ここでは、初心者でも実践しやすい洗車の基本を5STEP解説します。
STEP➀ボディに水をかけて表面の汚れを落とす
はじめに、ボディに水をたっぷりかけましょう。
水をかけることでボディに付着したホコリや軽い汚れを落とす効果があるからです。
他にも車の表面を冷やし、水の蒸発を遅らせる効果があります。
STEP②バケツにシャンプーと水を入れ泡立てる
つぎに、バケツに洗車用シャンプーを入れ、シャワー状の水で泡立てましょう。
泡が多いほど汚れを包み込み、ボディとの摩擦を減らしてくれます。
洗車用シャンプーのラベルに記載されている、水とシャンプーの割合で混ぜ合わせるとムラなく仕上がります。
専用のカーシャンプーを使って、モフモフ泡でやさしく洗える準備を整えましょう。
STEP③ボディを上→下の順で洗っていく
3ステップ目は、
洗う順番は「屋根 → 窓 → ボンネット → 側面 → バンパー・タイヤまわり」が基本です。
下から洗うと泥汚れ等が付着した状態で洗うことになり、洗車傷の原因になります。
ワンパネル洗車でなでるようにして洗いましょう。
こまめにスポンジに付着した汚れをバケツの水でゆすぎながら洗っていきましょう。
STEP④たっぷりの水で洗い流していく
泡が残るとシミの原因になるため、上から順にていねいに洗い流してください。特にドアの隙間やミラーまわりなど、流し残しやすい部分は念入りに確認しましょう。
STEP⑤二枚のクロスで拭き上げていく
最後に、吸水性の高いクロスやマイクロファイバータオルを使って水をふき取ります。
クロスが一枚だけだと水をふき取り切れない場合があるので、仕上げ用のクロスも用意すると水垢を防げます。
拭き上げ後に簡易コーティングを使えば、より美しい仕上がりになります。
自分で手洗い洗車する際のおすすめの道具5選
洗車の手順をお伝えしてきましたが、いざ手洗い洗車を始めようとなった時に道具は何から揃えたらよいかわからないと思います。
ここでは、自分で手洗い洗車をする時に役立つおすすめの基本アイテムを5つ紹介します。
- カーシャンプ
- 洗車用ミット
- グリッドガード付のバケツ
- マイクロファイバータオル
- ホースリール
順番に解説します。
①カーシャンプー|車専用の中性タイプを選ぼう
カーシャンプーは、車専用の中性タイプを選ぶのが基本です。
泡立ちが良く、洗い流した際に水切れの良いものを選ぶと、初心者でも扱いやすいでしょう。
②洗車用ミット|洗車スポンジではなく洗車ミットを選ぼう
手洗い洗車をする時は洗車ミットを選ぶと良いでしょう。
洗車ミットで洗った方が、ボディに付着した汚れを繊維の中に取り込みやすく傷がつきにくいからです。
③バケツ|グリッドガード付のバケツにしよう
バケツはグリッドガード付きのものをおすすめします。
汚れたミットをグリッドガード付きバケツの中でゆすげば、ミットに付着していた砂やホコリをバケツの最下層に沈殿させれます。
④マイクロファイバータオル|拭き上げの必需品
水滴を残さずふき取るには、吸水性の高いマイクロファイバータオルが最適です。
雑巾や普通のタオルだと、水が残ってしまったり、表面に細かい線キズがついたりします。
拭き上げ用と仕上げ用に2〜3枚用意しておきましょう。
⑤ホースリール|水量を確保しやすくする
自分で手洗いを洗車するなら、水を一定の量で出し続けられるホースがあると効率的です。
水が足りないと汚れが残ったり、泡が流しきれなかったりするので、水量はしっかり確保しましょう。
自分で手洗い洗車するときの2つの注意点
自分で手洗い洗車をする際は、正しい手順と道具をそろえるほかに「やってはいけないポイント」を知っておくことも大切です。
知らずにやってしまうと、せっかくの洗車が逆効果になります。
ここでは、初心者が特に気をつけておきたい注意点を2つ紹介します。
太陽が出ている日中での洗車は避けよう
快晴の中で洗車したくなる気持ちはわかりますが、直射日光の下での洗車は避けるべきです。
日差しが強いと、泡や水分がすぐに乾いてしまい、白い水アカやシミの原因になります。
さらに、ボディが熱を持っていて作業もしづらいです。
できるだけ「くもりの日」や「朝・夕の涼しい時間帯」に洗車しましょう。
風の強い日も洗車は避けよう
強風の日は、空気中のホコリや砂が車に付着しやすくなります。
せっかくきれいにしても、風で飛ばされた砂がボディにくっつき、ミットでこすったときに細かい傷が入りやすくなります。
風が強い日は洗車せず、落ち着いた日に改めて行ったほうが安全です。
これら2つの注意点を意識するだけで、仕上がりの質が大きく変わります。「ていねいに」「順番を守って」洗うことが、きれいな状態を保つためのポイントです。
自宅で洗車できない場合はセルフコイン洗車場を利用しよう
自宅に洗車できるスペースがなかったり、ホースが使えなかってりするときに便利なのが、セルフコイン洗車場です。
セルフ洗車場は、水道設備や高圧洗浄機、バキューム、拭き上げスペースなどが設置されています。
料金は場所によって異なりますが、1回3分間300円で高圧洗浄を使用できるところが多いです。
自宅ではできないような高圧洗浄も使えるので、細かい汚れもしっかり落とせるのがメリットです。
ただし、混みやすい土日や花粉の季節は待ち時間が発生しやすいため、平日の昼間や朝の時間帯を狙うのがおすすめです。
また、道具は基本的に持ち込みとなるため、スポンジ・タオル・カーシャンプーなどは忘れずに準備しておきましょう。
セルフコイン洗車場を活用すれば、自宅にスペースがなくても安心して手洗い洗車が楽しめます。車を大切にしたい気持ちがあれば、環境に合った方法を選ぶのが一番です。
自分で手洗い洗車をするときはていねいさを心がけよう
自分で手洗い洗車をする最大のメリットは、自分の手で細かい部分まで丁寧に仕上げられる点です。
洗車の仕上がりをきれいにするだけなら、高価な道具をそろえる必要はありません。
1つひとつの工程を丁寧にこなすだけで、驚くほどきれいに仕上がります。
- 泡の流し残りをチェックする
- 拭き上げで水滴を見逃さない
- 目立たない部分までしっかり洗う
上記のポイントを意識すると結果として車全体の美しさにつながるでしょう。
また、自分で手洗い洗車をすると、小さなキズや不具合にも気づきやすくなるメリットもあります。
「普段は見ない場所」を自分の手で触れることで、愛着も深まるのです。
時間に追われて雑にこなすよりも、「今日はじっくり愛車と向き合ってみよう」たまにはそんな気持ちで洗車してみてください。
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